オーストラリア生活

オーストラリアで結婚式に参列!ご祝儀、服装マナー、当日の流れは?

 

先日オーストラリアのシドニーで友人の結婚式に参列してきました。

海外の挙式、ましてやオーストラリア人の結婚式に参加するのは人生初だったので、服装やご祝儀、当日のマナーや流れなどわからないことだらけで、行く前は楽しみでもあり、不安も少しありました。

※ちなみに新婦はギリシャ系オーストラリア人、新郎は中国系オーストラリア人で、どちらもシドニー生まれです。新郎が私の彼氏の友人で、二人とも招待してくれました。

 

実際に参加してみて個人的に感じたことは、日本の結婚式は参列する親族やゲストを喜ばせることに重点を置いているのに対して、海外の結婚式では「主役の2人」がどれだけ楽しめるかがとても大切ということでした。

日本の結婚式と異なる点がとても多かったので、今回の結婚式の準備から当日の流れまでをまとめてみたいと思います。

 

 

準備編

まず結婚式に招待されてから結婚式当日までの準備について書いていきたいと思います。

 

1)招待状のやりとり

結婚式に招待される場合は新郎または新婦から「Wedding Invitation」と呼ばれる招待状が届きます。私たちの場合は新郎からメールで招待状が届きました。

通常は自宅に招待状カードが郵便で送られてくるのですが、最近ではお手軽にメールや出欠用のウェブサイト、Facebookなどで連絡を取るやり方も少しずつ増えているようです。

 

招待状カードにはRSVPという文字が書かれています。結婚式に限らず様々なイベントの招待状によく書かれているRSVPとは、「ご返答お願いします」という意味で、フランス語「repondez s’il vous plait」の頭文字をとったものです。返事の期日が添えられているので、その日までに出欠を知らせないといけません。

招待状カードに返信用のカードが一緒に添えられている場合は、それを郵送する形で返事をし、招待状カードに返信用メールアドレスが書かれている場合は、その宛先にメールを送り、出欠を知らせます。

 

 

また、海外では結婚式にパートナーを連れてくることが多いです。

新郎新婦が、そのパートナーと面識がある場合や、パートナーの名前を知っている場合は、2人宛に招待状が来ますが、パートナーがいるか不確かな場合などは、プラスワンという形で招待されます。

これは、招待された本人とプラスでもう1人を招待します、という意味です。パートナーがいない場合は異性の友人(同性でもOK)を連れて来ることが多いです。

オーストラリアでは職場のパーティーや友人との飲み会にも気軽にパートナーを連れていくので、結婚式も自分の名前で招待されていなかったとしても、堂々と参列して問題ないです。

 

 

2)服装と髪型はやりすぎない

結婚式当日の服装と髪型は女性にとっては悩みの種ですよね。私もマナー違反をしないようにと、結婚式前はネットで調べたり、外国人の友人に聞きまわったりしましたが、実際に参列した私の感想としては、「頑張りすぎなくて大丈夫」です。

まず、日本ほどいろんなルールや厳しいマナーはありません。自分が当日楽しめれば問題なしです。ドレスコードがある場合はそれに従いますが、基本的にきれいめなワンピースを着ていけば間違いないです。

イメージしづらい人は、ちょっと高めのレストランに行く時のワンピースを想像してもらえればいいかなと思います。人によっては、本当に普段着っぽい人もいたので、そこまで気にしすぎなくても大丈夫です。露出も日本よりは厳しくないので、スカートの丈がヒザ上、そして肩が大きく出ていても問題なしです。

 

靴はパンプスだけでなく、サンダルを履いている人もたくさんいました。履き慣れないパンプスを履いて足が痛くなるより、快適で動きやすい靴を選ぶのを重視したほうがいいです。(海外の披露宴ではみんなでダンスをする時間もあるので、足が痛くなる靴はやめておきましょう)

 

そして最後に迷うのが髪型ですが、日本のように美容院に行ってセットをする必要はありません。むしろセットをしすぎるとかえって浮いてしまうかもしれません。

何もせず長い髪をそのまま垂らしている人も多くいましたし、自分で巻いたり、ひとつにまとめている人もいました。普段の髪型に少しだけアレンジする程度で十分です。ちなみに私は結婚式前に髪を切ってボブにしたので、そのまま何もせず参加しました。

 

 

3)ご祝儀は事前に要確認

次に、結婚式当日の持ち物の中で絶対に忘れてはいけないもの、「ご祝儀」について説明します。

日本では参列者全員がある程度決まった額のご祝儀を持参するのが一般的ですが、海外(オーストラリアやアメリカなど)では、ご祝儀の代わりにギフトを送るのが一般的です。ウェディングレジストリという、いわゆる「欲しいものリスト」を参列者に事前にインターネットを通して公開し、参列者はそのリストから買いたいものを選んで買うというイメージです。

自分が買うものにチェックを入れるとそのアイテムが黒色に塗りつぶされ、他の人が同じ物を買うのを防ぐことができます。

買ったギフトは当日の披露宴に持参します。会場のどこかにギフトを置く用のスペースがあるので、そこに置いていきます。

 

ちなみに、私たちはギフトではなく現金を渡しました。なぜなら新郎から現金のほうが嬉しいという声があったからです。新郎のご両親は中国出身なのですが、アジア系の場合は現金のほうが好まれるみたいです。現金を持って行く場合は、ギフトを置くスペースのところに現金用の箱も置いてあるので、そこに入れます。(きちんと袋に包んで名前を書きましょう)

金額の目安は1人100ドル(約8000円)です。日本と比べるとお手頃な金額ですね。私たちは2人で200ドルを包みました。

もし新郎新婦と関係が近い場合は、ギフトがいいか現金がいいか等、一度希望を聞いてあげるのもいいかもしれませんね。

 

当日編

では、これで準備は完璧です。いよいよ結婚式当日の流れについて書いていきたいと思います。

 

1)結婚式当日の朝

Bridal, Wedding Dress, Model, Human, Expression

 

式が11時からだったので、それまでに自宅を出るつもりだったのですが、数日前に新郎から連絡があり、朝の9時に自分の家に来てほしいとのこと。

実は欧米の結婚式では、新郎と新婦はそれぞれ別の場所で当日の朝を迎え、別々に準備をするのが一般的です。新郎は新郎の実家で、新婦は新婦の実家で、ドレスを着たりヘアセットをしたりします。

そしてそれを手伝うのはブライダルプランナーやプロのヘアメイクさんなどではなく、新郎新婦の家族や友人たちです。ここは日本の結婚式との大きな違いかなと思います。欧米の結婚式はプロにお金を払ってお願いするのではなく、基本的にすべて自分たちで作り上げます。

 

私たちが新郎の実家についた頃にはもう準備は終わっていて、家族や友人たちと写真撮影をしていました。一緒に写真を取り、少し談笑したあとに、みんなで式を挙げる教会まで車で移動しました。

新婦も新婦側の親族や友人たちと車に乗って教会に向かってきます。そして教会でついに新郎と新婦が顔を合わせます。

 

 

2)セレモニー(式)

 

ついに本番のセレモニーです。オーストラリアは多民族国家なので、新郎新婦のバックグラウンドによって式の会場やスタイルは様々ですが、基本的に新婦側のバックグラウンドに合わせて式を行うのが一般的です。

今回は新婦がギリシャ系のクリスチャンだったので、キリスト教の教会で式が行われました。新婦が行き慣れた地元の教会で式を挙げるのが主流です。

上の写真は実際の様子です。こじんまりしたアットホームなギリシャ系の教会でした。(新郎は中国系でクリスチャンではありません)

 

式はオーストラリアらしく、約30分遅れで始まりました。何人かの参列者が遅れているとの連絡があり、その人たちを待ってから始まりました。日本だとこんな大切な日に遅刻となると非常識ですが、オーストラリアの結婚式では、10分程度遅れていっても問題ないです。

 

新郎新婦の横に一緒に並んでいるのは、ブライズメイドとグルームマンと呼ばれる人たちです。結婚式の準備から当日までを新郎新婦のそばでサポートする役目で、新郎新婦の親しい友人や親族の中から未婚の人たち男女数人ずつが選ばれます。海外ではごく一般的で、最近では日本でもこれを取り入れるカップルも出てきているようです。

 

式は大体30分程度で終わりました。その後みんなで教会前で写真をとったりして披露宴の時間までは一旦解散になりました。

 

 

3)レセプション(披露宴)

Tablecloth, Silver Cutlery, Table, Food, Reception

 

海外では披露宴のことをレセプションといいます。今回のレセプションは夜6時から、シドニーのとあるイベント会場で行われました。今回セレモニーとレセプションの間が5時間ほど空いていたのですが、その間に新郎新婦たちはいろんなロケーションで写真撮影をしていたそうです。

 

レセプションも開始時間から約40分ほど遅れて始まりました。

司会のアナウンスがあり、新婦新婦のご両親がまず登場し、その後ブライズメイドとグルームマンが2人ずつペアになって順番に登場し、最後に新郎新婦が登場しました。みんなノリノリで踊りながら登場していました。

 

その後は基本的に席で料理を楽しみながら歓談です。料理は前菜、メイン、デザートの3コース制で、メインはシーフードとお肉の2種類ありました。料理は選ぶ形式ではなく、交互にシーフード、お肉、と席に勝手に置かれていきます。隣の人や同じ席卓の人と交換したい場合は自由に交換してOKです。

それぞれの参列者がパートナーなどを連れてきていて初対面の人もたくさんいるので、自己紹介から始まり、みんなとコミュニケーションを取ります。やはり欧米社会では社交性がとても大切です。

 

途中で新郎新婦の親族や友人たちが、2人に宛てた手紙を順番に読んでいく時間があります。それぞれの感動エピソードなどが語られて、素敵な時間でした。

 

そのあと欧米の結婚式ではお決まりの、新婦と新婦父の「ラストダンス」、そして新郎と新婦の「ファーストダンス」が始まります。新婦と新婦父がみんなの前でダンスを披露し、そのあと新婦父が娘を新郎に渡します。新郎新婦の最初の共同作業という意味合いで、2人のロマンチックなスローダンスを観客は見守ります。

 

そして、その後は音楽がクラブミュージックに変わり、誰でも参加OKのダンスの時間が始まります。みんな会場の前方に出て、新郎新婦も交えて踊りまくります。ちなみに日本でお馴染みの余興はなく、自由に歓談をしてダンスをして楽しむというのが欧米スタイルのようです。

 

そして驚きなのが、披露宴の終わり方。帰りたい人から好きなタイミングで帰っていくというのが欧米スタイル。30分、1時間と時間が経つごとに少しずつ人が減っていきました。私たちも1時間半ほど踊ったあとに帰ろうとしたところ、もうすぐお開きにするとのことだったので、あと少し待って最後はみんなで解散しました。(先に帰る場合は新郎新婦に一声かけていきましょう)

 

 

以上、今回私が参列したオーストラリアの結婚式の様子をお届けしました。宗教や地域によってスタイルの差はいろいろあると思いますが、今回オーストラリアの結婚式に参加して一番感じたことは、主役の本人たちがその日をどれだけ楽しめるかがとても大切だということです。

日本だと、いろんな形式にこだわったり参列者にも気を配ったりと、主役もかなり大変で気疲れしそうなイメージですが、欧米の結婚式はもっと自由でカジュアルな印象を持ちました。

後日、結婚式後に改めて新郎新婦と会ったのですが、2人とも、「結婚式当日が今までの人生で一番幸せで最高な日だった!」と言っていました。

 

そして、もう一つ異なる点は、ブライダルプランナーやプロのスタッフを雇うのではなく、準備から当日まで全部自分たちの力で作り上げるということ。これも欧米スタイルのようですね。

 

少しでもこの記事が参考になれば幸いです。

 

大阪生まれ大阪育ち。新卒で入社した某商社にて約3年間東京勤務。その後フィリピン留学を経て、オーストラリア移住。それまでに海外20カ国を旅する。趣味は旅行と音楽(主に楽器を弾くこと)。 このブログでは、海外生活や旅行に関する記事を中心に執筆しています。